第8課 児童労働
AほどB
<練習> ①~⑤の文を読んで( )の中から適当なものを選びなさい。
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リーさんがFをとるほど悩んでいたとは知らなかった。
→ リーさんは ( Fをとって悩んでいる・悩んでいたのでFをとった ) -
トムさんは試験の結果を心配してやせてしまったほどだ。
→ トムさんは ( やせたので心配だ・試験の結果が心配だ ) -
一日中足が棒になるほど歩いた。
→ 一日中 ( たくさん歩いた・ぜんぜん歩かなかった ) -
その話は耳が痛くなるほど聞いた。
→ その話は ( 何度も聞いた・話を聞いて耳が痛くなった ) -
日本社会の不安の高まりは癒しがブームになるほどだ。
→ 日本社会では ( 癒しがブームになって不安が高まっている・不安が高まって癒しがブームになっている )
なぜならば、Aからだ
<練習> 正しい文には○、正しくない文には×を書きなさい。
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( ○ ) 児童労働の要因は一言では言えない。なぜならば、複雑な要因があるからだ。
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( × ) 九州とアジアとの関係は今後より密接になっていくと考えられる。なぜならば、今まで経済活動が中心だった。
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( × ) 一村一品運動は世界に広がりつつある。なぜならば、地域の活性化に役立つと期待されているからだと思われる。
決してAない
<練習> 正しいものに○、間違っているものに×を書きなさい。
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( × ) 漢字を300覚えるくらい、決して簡単だろう。
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( ○ ) 過労死をするような働き方は、決してしてはいけない。
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( ○ ) 異文化に適応することは決して楽ではないが、挑戦する価値がある。
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( ○ ) 敬語を使うときは決して言葉だけではなく、気持ちをこめて使いたい。
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( × ) 限りある資源をむだにせず、もったいないの気持ちを持って決して大切にしたいと思う。
8課
児童労働(文法)
読みのねらい
事実のレポートとして、データのまとめ方、それから導かれる分析内容の提示の仕方を意識しながら読む。また、レポートとしての段落の効果的な構成の仕方を考える。事実を述べる、意見を述べるなど状況に即した表現方法(文末表現)を学ぶ。
[本文を聞いてみよう]
1.世界の児童労働の現状はどのようなものですか。
世界で2 億人以上の子供、つまり世界の子供の6 人に1 人が児童労働を強いられており、働く子供の人数はアジアが最も多いが、児童人口の比率ではアフリカが最も高いという報告がある。また、働く子供は、多くの工業化が進んだ国々、とりわけ経済が自由化された東ヨーロッパやアジアの国々でも見られるという調査結果があるため、児童労働は国際的な人権問題であるといえる。
2・筆者は児童労働を解決するためにどうしたらいいと考えていますか。
複雑な要因を含んだ問題なので、様々な視点からアプローチしていくことが必要だと考えている。
1課
8課
児童労働(読解)
本文を読み、次の①~⑥が本文の内容と同じときは○、異なるときには×を書きなさい。
①(×)児童労働は一部の地域だけの問題である。
②(×)児童労働の要因は貧困なので、複雑な問題だとはいえない。
③(○)国連や、様々なNGO や企業が、児童労働の問題の解決に取り組んでいる。
④(○)児童労働の問題の解決に時間がかかるのは、生活するために働かなければならない子どもがいるからだ。
⑤(×)筆者は、人権が守られる環境の中で子どもが働くなら、児童労働の問題は解決されると述べている。
本文の内容把握のため(段落の要点のみを抽出し、レポートにおける段落構成と内容を把握する)。
読んだ後で、内容理解のための質問にスムーズに答えるための整理。
1.本文を「序論」「本論」「結論」の部分に分けなさい。
(ex.「序論」は第~段落から第~段落まで)
序論・・・第1 段落
本論・・・第2 段落から第8 段落まで
結論・・・第9 段落
2.それぞれの段落にタイトルをつけ、何について述べられているのか整理しなさい。
第1段落 タイトル:本文の内容紹介
内容:本文全体のテーマと、本論で何を述べるかを紹介している。
第2段落 タイトル:児童労働の定義
内容:ILO と筆者による児童労働の定義について述べられている。
第3段落 タイトル:児童労働に関する統計(ILO)
内容:児童労働に関する統計(ILO)と、それらから分析される児童労働の実情について述べられている。
第4段落 中心文:児童労働が行われる背景
内容:①児童労働の主な要因(「貧困」「教育不足」)と児童労働との関係の説明。
②児童労働のその他の要因。
第5段落 タイトル:児童労働に対する国際社会の取り組み(国連)
内容:国連における『子供の権利条約』の採択について述べられている。
第6段落 タイトル:児童労働に対する国際社会の取り組み(ILO、ユニセフ、NGO、企業)
内容:ILO、ユニセフや多くのNGO、企業などの、児童労働問題に対する多様なプロジェクトや支援活動に
ついて述べられている。
第7段落 タイトル:国際社会の取り組みによる成果と今後の課題
内容:児童労働問題の解決の難しさと、様々な視点からのアプローチの必要性について述べられている。
第8 段落 タイトル:児童労働問題の解決に向けた新たなアプローチと、それに対する認識
内容:児童労働問題の解決の過程の中で生まれた「働く青少年のためのアフリカ運動」の説明と、
このような 動きに対する認識について述べられている。
第9 段落 タイトル:まとめ
内容:本文のまとめと今後の課題
3.「本論」の中で、データや資料、実例が使われている部分に下線を引きなさい。そして、それらを分析して いる部分を囲みなさい。また、分析部分の文末がどのような形になっているか確認しなさい。
データや資料、実例及び分析の部分でどのような文末表現が使われているか確認し、そのニュアンスを考える。
分析部分の文末表現→「~ということになる」「~ことが分かる」「~(といえるの)はないだろうか」
1.
① この文を2 つの文にしなさい。
「子どもたちが働きながらも子どもらしい生活が送れるようにして人権を守ろう。」そのような考えが生まれている。
② 「子どもたちが働きながらも子どもらしい生活が送れるように」するのは誰か。
社会や大人
2.
下線部「解決には、さまざまな視点からアプローチしていくことが必要なのではないだろうか」について
①何を「解決」するのか。
児童労働の問題
②「さまざまな視点からアプローチしていく」のは誰か。
社会や大人
1.「児童労働」とはどのような労働だと定義されているか。
①筆者の定義:子どもが学校へ行けなかったり、体を壊したりするほどの強制的な労働。
②ILO の定義:「15 歳未満の子供が大人のように働く労働(子供の健全な成長を妨げる労働)」そして「18 歳未満の子供が行う 最悪な形態の労働(児童労働の中でも、特に危険で悪質な労働)」
2.「児童労働」が国際的な人権問題であると考えられるのはどのような理由からか。
働く子供の人数はアジアが最も多いが、児童人口の比率ではアフリカが最も高いという報告がある。また、働く子供は、多くの
工業化が進んだ国々、とりわけ経済が自由化された東ヨーロッパやアジアの国々でも見られるという調査結果があるため、一部
の地域の問題ではなく、国際的な人権問題であると考えられる。
3.「貧困のサイクル」とはどのようなものか、80 字以内で説明しなさい。
教育を受けられなかった親は低収入しか得られないため、子どもに教育を受けさせられない。そのため子どもも低収入の仕事にしか就けないという状態を繰り返すこと。(76字)
4.一部の地域では児童労働が減少しつつあるのはなぜか。
国連で「子どもの権利条約」が採択され、現在193 の国と地域がこの条約に参加していること、また、ILO をはじめ、ユニセフや多
くのNGO、企業なども多様なプロジェクトや支援活動を実行していることなどにより一部の地域では児童労働が減少しつつある。
5.子どもたちに対する職業訓練や、『働く青少年のためのアフリカ運動』などの活動が児童労働を根本的に解決するものではなく、あく までもプロセスだと考えられるのはなぜか。
児童労働の問題は、すべての子どもが働かず、子どもらしい生活が送れるようになって、はじめて解決したといえるからである。