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アンカー 2

​第3課 変わりゆく交流都市-モノから人へー

3課 

変わりゆく交流都市ーモノから人へー(文法)

Aを中心とするB / Aを中心としたB
<練習> 正しい文には○、間違った文には×を入れなさい。

①( × ) アジアを中心とした日本は、経済発展のモデルとして注目されている。

②(  ) ボーイスカウトとは、少年を中心とした社会奉仕団体である。

③( × ) ネズミを中心としたペットは、癒しブームの中で人気が高い。
   → 「ネズミ」はペットの中心ではない。「を中心とする」という表現をもちいるときは、誰が見ても明らかにそのグループの代

     表といえるものをAに使ったほうがいい。

④(  ) 常任理事国を中心とした国連加盟国は、その提案を承認した。

⑤( × ) マンガを中心とするマス・メディアは、大きな影響力を持っている。
   → テレビを中心とするマス・メディア


Aに達する
<練習> 正しいものを選びなさい。

①この人気が続けば、旭山動物園の入場者は年間 ( 400万人・400人 ) に達するだろう。

②津波により壊れた家屋は5000軒にも ( 達した・上った ) 。

③景気の悪化にともない、リストラによる解雇者は1万人に ( 達した・上った ) 。
  そのうえ、残った社員の給料は、20%減に ( 達した・なった ) 。


Aをはじめとして / AをはじめとするB
<練習> 正しいものを選びなさい。

①過労死をはじめとして、今、日本社会にはさまざまな ( 原因・問題・結果 ) が起こっている。

②( 東京・川崎・京都 ) をはじめとする日本の大都市は、交通網が発達していて、便利だ。

③( 野菜・お茶・米 ) をはじめとする日本で昔から飲まれている飲料は、今も人々に親しまれている。

④一村一品運動とは、農産物をはじめとする( 海産物・財源・特産品 ) を作り、地域活性化に生かすことを目的にしている。

⑤( 納豆・すし・からあげ ) をはじめとする日本料理は、海外にも広まりつつある。


AさらにB
<練習> 「さらに」の使い方が正しいものには○、そうでないものには×を書きなさい。

①( × ) 台風が近づき、風が強くなってきた。さらに、かさを開くことができない。→ そのため

②(  ) 先生に推薦状を頼むときは、先にメールでお願いしておいたほうがいい。さらに、書類は書いてから持っていったほうがいい。

③( × ) 敬語を使う相手は、目上の人だけではなく、さらにあまり親しくない人にも使う。
  → 接続詞不要

④(  ) 忘れ物をして15分遅れたが、車の渋滞(じゅうたい)でさらに30分遅くなってしまった。

⑤(  ) 日本語を学ぶのはもちろんだが、さらに専門性を身につければ就職に有利になるだろう。


よりA / よりいっそうA
<練習> 「もっと」を使った表現を「より」を使った書きことば(「だ・である」体)に変えなさい。
  →「もっと」の部分だけではなく、全体を「だ・である」体に変える練習

①これからもっとがんばらなくちゃ。今度、より努力しなければならない。/ より努力する必要がある。

②もっと気をつけてください。より注意してほしい。

③レポート書くなら、もっとたくさん調べなきゃ。レポートを書くなら、より多く調べなければならない/調べる必要がある。

④もっといい仕事がしたいな。よりよい仕事がしたい。

⑤日本語の勉強はこれからもっと難しくなりそうだ。日本語の学習は今後より難しくなりそうだ。

読みのねらい:専門講義の資料(レジュメ)を読んで、事実を理解する。

       状況の変化の表現、過去と現在の比較を読みとる。

[本文を聞いてみよう]

1.九州はどんな役割をしてきましたか。

  歴史と文化、経済の交流拠点として重要な役割を担ってきた。

2.これから、九州はどのように変わっていくと考えられていますか。

  経済活動中心から観光や研修といった人的交流へと変わっていくと考えられる。

①日本やその他の国へ旅行した時に困ったことや便利だと思ったことなどの経験など。

②自由に話して、本文のイメージをつかむ。

1課 

3課 

変わりゆく交流都市ーモノから人へー(読解)

全体の要点を大きく把握する。

本文を読み、次の①~⑤が本文の内容と同じときは○、異なるときには×を書きなさい。

   ①()九州は古くから東アジアの玄関口として発展し、現在でも東アジアの国々と緊密な関係を築いている。

   ②(×)今、九州で注目されているのが、輸入、金融といった経済活動の急激な伸びである

   ③(×)九州を訪れる観光客が増加している要因は、ネットを利用した観光サービスが充実しているからである。

   ④()外国人の観光客が増加しつつある中で、両替場所や外国語に対応できるスタッフが不十分である。

   ⑤(×)今後、九州は多様な分野での人的交流を加速するために、交通機関の充実やビザの免除といった環境整備を

     図っていかなければならない。

①本文の内容把握のため。(段落の内容理解)

②[読んだ後で]内容理解のための質問にスムーズに答えるための整理。

  第1段落

    九州は、地理的、歴史的関係から東アジアの玄関口として発展してきた。
   中国大陸、朝鮮半島、東南アジアからの歴史と文化、経済の交流拠点として重要な役割を担ってきた。
   現在  東アジアを中心とした国々と貿易、金融、製造といった経済活動が積極的に行われている。

 第2段落
 最近、九州では観光研修といった人的交流が急激に伸びている。
 理由  近年、中国経済の急成長とともにアジア近隣諸国から九州を訪れる観光客が増加

 第3段落   

 <観光客増加の要因>
 ① 恵まれた立地条件
 ② 交通網の充実
 ③ 円安
 ④ ビザの免除

 第4段落

     環境整備の進んでいる例
 

    新たな観光サービスの例
  携帯電話やインターネットを使った配信サービスの提供。

              魅力的な観光都市を築くためには[ 設備拡充]と[ 人材育成]が課題

 第5段落
  九州における交流の中心は、観光をはじめとする[ 人的交流]となる。
  [人的交流]の拡大のためには、
  ①アジア近隣諸国との関係を緊密にし、協調していく
  ②訪れる外国人観光客の満足を得られるようにハード面、ソフト面での環境整備を推し進める
  ことが必要。

各観光地の施設や案内パンフレットには英語だけではなく、中国語、韓国語の表記がされている。

環境整備が不十分な例
外貨の両替場所の不足や外国語に対応できるスタッフが不十分なこと。

次の文を読んで質問に答えなさい。

1.①博多港はどのような旅客港か。→国内最大の国際旅客港

   ②180 万人以上の旅客の利用があるのは何か。→博多港

2.①ここからとはどこか。→福岡

     ②「東京よりも九州各地のほうが近い」と言われている場所はどこか。→ソウルや上海

本文のまとめ」を参考に、問いに適切な形で答える。

1. 九州はどのような地域で、どのような役割を担ってきたか。

  九州は地理的、歴史的関係から東アジアの玄関口として発展しており、中国大陸、朝鮮半島、東南アジアからの歴史と文化、経済の交流拠点として重要な役割を担ってきた。

 

2. 最近、九州では、どのようなことが起きているか。

  観光、研修といった人的交流が急速に伸びている。中国経済の急成長とともに、アジア近隣諸国から九州を訪れる観光客が増加している。

 

3. アジア近隣諸国から九州を訪れる観光客が増加している要因は何か。すべて挙げなさい。

  恵まれた立地条件、交通網の充実、円安、ビザの免除

 

4. 外国人観光客の増加に応じてどのようなことが進められているか。

  各観光地の施設や案内パンフレットには英語だけではなく、中国語、韓国語の3 カ国語による表記が進められている。

 

5. 一方で不十分な点は何か。そして、今後、魅力ある観光都市を築くためにどのようなことが求められているか。例を挙げ、述べなさい。

  外貨の両替場所が足りないことや外国語に対応できるスタッフが十分にいないことが課題となっている。また、新たなサービスを提供することが必要である。例えば携帯電話やインターネットを使った配信サービスなどである。魅力ある都市を築くためには、様々な設備拡充と人材育成が求められている。

 

6. タイトルにある「モノから人へ」とはどのような意味か。また、新たな交流都市として発展するためにはどのようなことをしていく必要があるか。

  「モノから人へ」とは、九州におけるアジア諸国との交流は、貿易、金融、製造といった経済活動を中心としたものから観光を中心とする人的交流へと変わりつつあるという意味。また、新たな交流都市として発展するためには、アジア近隣諸国との関係をより緊密にし、協調していくことと、訪れる外国人観光客の満足を得られるようにハード面、ソフト面での環境整備を推し進めていくことが必要である。

(1)~(4)の例文を読み、どのような違いがあるのか考えてみよう。

上の図を見ながら話し手はどの視点で述べているのかを確認する。

 

次の例文と前のページの(1)~(4)の例文とでは何が違うのだろうか。

この例文は、初級で学習した「~てくる」「~ていく」の復習。

空間的な移動をあらわす。前のページの例文は時間的な移動であることに気づかせる。

 

<練習>

次の文を読み、「~てくる」「~ていく」を使い、適切な形にしなさい。

<発展>
「~てくる」「~ていく」が文末にくる時にはどのような「時」のことばが使用されているかを考えさせる。

例)今後、これから、将来

(1)広がる

①25年の間で「一村一品運動」は大分からアジア各国へ広がってきた

②今後、「一村一品運動」は大分からアジア各国へ広がっていくだろう

 

<発展・応用>

なぜ「だろう」という推量があるのか、を考えさせる。

また、今後論文を書く上で求められる筆者の主観、客観的立場まで発展することができれば・・・・。

(2)忙しくなる

①これからも、時代の変化とともに人々の生活は忙しくなっていくだろう。

②時代の変化とともに人々の生活は忙しくなってきた

 

p.43 を参考に(1)と(2)をそれぞれ図で示しなさい。

過去

現在

(1)広がってきた

(2)忙しくなってきた

(1)広がっていく

(2)忙しくなっていく

話し手の視点

未来

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