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アンカー 2

​第7課 方言と共通語

7課 

​方言と共通語(文法)

AによるとB
<練習> 正しい文に○、間違っている文に×を書きなさい。
 

①( × ) アンケートの結果によると、敬語は必要だと思う。 → 「と思う」は使えない

②(  ) 先輩によると、あの先生の講義は難しいらしい。

③( × ) 新聞によると、先月は輸出が好調だったと書いてある。 → 新聞には書いてある。

④(  ) 祖母によると、戦争のときは食料が何もなかったそうだ。

⑤( × ) 昨夜の夢によると、私は就職したらしい。 → 「夢」は根拠にならない


Aようとする
<練習>

1. (  )のなかの動詞の形を変えて、「Aようとする」の文を作りなさい。
 

①食事を ( する → しよう ) としたら、電話がきた。

②( 寝る → 寝よう ) としたら、突然地震が起こった。

③朝5時に ( 起きる → 起きよう ) としたが、起きられなかった。

④本を (読む → 読もう ) として、大学に忘れてきたことに気づいた。

 

2. (   ) の中から正しいものを選びなさい。
 

①リー : トムさん、きのう、先生に相談しに行ったの?
 トム : 行こうとしたんだけど。
   → トムさんは昨日、先生に ( 相談しなかった・相談した )

②政府は環境問題に対し、有効な対策をとろうとしている。
   → 政府は対策を ( とっている・まだとっていない )

③リーさんは空手をしてみようとしたことがある。
   → リーさんは空手を ( したことがある・したことがない )

④漢字学習についてアンケート調査を行ってみた。
   → アンケート調査は ( 終わった・終わっていない・していない )

⑤(電話で) トム : リーさん、今、何してる?
      リー : 洗濯しようとしてるところ。
   → リーさんは今 ( 洗濯を始めた・洗濯を始めていない )


AはC。まして(や)BはC。
<練習> 正しい文に○、正しくないものに×を書きなさい。
 

①(  ) 私は日本語を勉強し始めてまだ1年だ。自分の宿題をするのもたいへんだ。ましてジョーさんに日本語を教えられるわけがない。

②( × ) 田中さんはとても仕事が早い。その田中さんができなかった仕事を、まして私がすることになった。

③(  ) 日本語が話せないとアルバイトを探すのも難しかった。まして就職なんてできるはずがない。


AらしいA / Aらしい
<練習> 正しい文に○、正しくないものに×を書きなさい。
 

①( × ) このアパートの建物は白くて、病院らしく見える。 → 病院のように

②( × ) あの二人は兄弟じゃないのによく似ていますね。ふたごらしいです。     → ふたごのようです / ふたごみたいです。

③(  ) 今日はとても春らしい日だ。4月になってようやく桜が咲いてきれいだな。

④( × ) 田中先生は学生らしい先生です。 → 学生のような先生

⑤(  ) トムさん、学生なら学生らしく勉強しなさい。


Aきる
<練習>

1. (  ) のなかの動詞の形を変えて、「Aきる」の文を作りなさい。
 

①20分で ( 食べる → 食べ ) きれば、食事代がただになる。

②一人で10本のビールは ( 飲む → 飲み ) きれないだろう。

③そこまで ( 言う → 言い ) きるとは、自信があるんですね。

 

2.次の「Aてしまう」の文の中で、「Aきる」に変えられるものは「Aきる」の文に変えなさい。変えられないものは×を書きなさい。
 

①昨日買ったケーキを全部食べてしまった。
 昨日買ったケーキを    食べきった   

②必死で走ったのに、バスが行ってしまった。
 必死で走ったのに、バスが     ×    

③電車の中で、いつの間にか寝てしまった。
 電車の中で、いつの間にか     ×    

④1週間分の仕事を1日ですべてやってしまった。
 1週間分の仕事を1日ですべて    やりきった   

読みのねらい

①図表を使ったレポートを読み、レポートの形式を学ぶ。

②調査の結果と筆者の結論を読み取る。→調査の結果をどのように考察しているかを読みとる。

[本文を聞いてみよう]

1.このレポートは、どんな人が書きましたか。

  大学で日本語を勉強している留学生

2.筆者は、留学生が方言を勉強することについてどう思っていますか。

  生活のためや、地域の人とのコミュニケーションのために必要だと思っている。

1課 

7課 

方言と共通語(読解)

本文を読み、次の①~⑥が本文の内容と同じときは○、異なるときには×を書きなさい。

アンケート形式で方言について、考えさせる。知っている方言を挙げさせてもいい。

  ①(×)このレポートでは、留学生と日本人にアンケート調査をした。

  ②(×)調査の結果、方言を勉強したくない留学生が多かった。

  ③()筆者は、留学生は方言を勉強した方がいいと思っている。

【本文読解上の注意点】

 表1 の下の本文

 「これをみると」~「強いようだ」 → この部分は、調査結果に対する筆者の分析であることに気づかせる

1. はじめに= 序論
テーマの背景:  地方で学ぶ留学生が増えている。
問題提起:「方言」を使う地域で学ぶ留学生はどんなことばを勉強したらいいのだろうか
記述の手順:  留学生の方言に対する意識の調査、留学生は方言を勉強すべきかどうかの考察

2. 留学生にとっての方言= 本論
調査① 方言は難しいか

留学生が日本語がわからないときの原因は何かを調べた。その結果、「方言」35.1% 「話すスピードが速すぎる」24.4% となったことから、地方で勉強する留学生にとって「方言」が問題になっていると考えられる。

調査② 方言の勉強に対する意識
方言を勉強したいかどうか、その理由はなぜかを調査した。その結果、「聞いたときわかるようになりたい」が41.1%ともっとも多く、ぜんぜん知らなくてもいいという学生は少なかった。このことから、地域の人と交流するためには方言が必要だと考えられる。

3. 留学生は方言を勉強すべきか= 結論
2 つの調査により、方言はコミュニケーションを円滑にするために必要だという考えと、日本語の学習を阻害するという考えがあるが、生活するうえでは方言の知識が必要なことが多いことがわかった。

したがって、地方で学ぶ留学生は生活のためと、円滑なコミュニケーションのために方言を勉強することが必要だと考えられる。

今後の課題は、地域の人とのコミュニケーションのためにどのくらい方言が必要か、また、方言の学習は共通語の学習の障害になるのかを調査することである。

次の文を読んで質問に答えなさい。
1.1の文を2 つの文に分けなさい。文と文の間には適当な接続詞を入れなさい。

  日本学生支援機構の発表によると、2006 年5 月1 日現在の留学生数117,927 人のうち関東地方で学ぶのは50.8%である という。そして、約半数の留学生は関東以外の地方で学んでいるそうだ。

2.「共通語」とはどんな言葉か

  共通語は留学生が教室で勉強していることば

  共通語は東京で作られたことば

本文のまとめ」を参考に、問いに適切な形で答える。

1. このレポートのテーマ(目的)は何か。

 地方で勉強する留学生は、どんなことばを勉強したらいいのか。方言の勉強が必要かどうか。

 

2. 筆者はなぜそのテーマを選んだか。

  地方で勉強する留学生が増えているから。

 

3. テーマに関し、どのような調査をするか。

  地方で学ぶ留学生の方言に対する意識を調査し、留学生が方言を学ぶべきかどうか考察する。

 

4. 最初にどのような調査をしたか。

  自分の大学で学ぶ留学生に、「日本語がわからないことがあるかどうか、わからない原因は何か」を聞いた。

 

5. 最初の調査ではどのような結果が出たか。

  67.3%が、日本語がわからないことがあり、わからない原因で一番多いのは「方言」だった。

 

6. 調査の結果、どのようなことが言えるか。

  留学生は話す内容やことばよりも、「方言」や「話す内容」に難しさを感じているといえる。

 

7. 次にどのような調査をしたか。

  留学生は方言を勉強したいと思っているかどうか、また、その回答を選んだ理由は何かを調査した。

 

8. 次の調査ではどのような結果がでたか。

    方言を「聞いたときわかるようになりたい」が41.1%で、まったく方言を知らなくてもいいと思っている留学生は少ないことが

    わかった。

 

9. 次の調査の結果どのようなことがいえるか。

    地域の人と理解し合いたいと思っている学生は、方言を使うことに積極的な傾向がある。

 

10.筆者はどのような結論を出したのか。

    留学生は、生活のためと地域の人のコミュニケーションのために方言を勉強することが必要だ。

 

11.その結論を出したのはなぜか。

    上の2つの理由で、方言を勉強したいという学生が多かったし、筆者自身も日本の文化や日本人と交流したいと思っているから。

 

12.今後の課題は何か。

    地域の人とのコミュニケーションのためにどのくらい方言が必要か、また、方言を勉強すると共通語の勉強の障害になるのかどうかを

    明らかにすること。

ねらい

 日本語のさまざまなバリエーションを紹介しているが、それを覚えることが目的ではない。性差などのバリエーションが「絶対的」なものではなく、話し手の選択によるものであること、「書きことば・話しことば」のように、場面に応じたふさわしいことばを選ぶという観点から、バリエーションについての知識が必要であることを理解させる。


次のような場面では、どんなことばを使ったらいいだろう。

 正解が決まっているものではないので、自由に意見を言わせる。「その場にふさわしいことば」は、さまざまな要素で決まることを考えさせる。

 

  1.方言を使うお年寄りと話すとき

  2.就職の面接のとき

  3.恋人の前で

  4.先生に進路について相談するとき

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