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アンカー 1

​第3課 ネチケット

1.Aがち
  

1.

×(Aの動詞の形:テストの前の日はあまり寝られない。)

×(Aが形容詞:忙しいと、部屋が散(ち)らかりがち(きたなくなりがち)になる。)

×(Aが肯定的(こうていてき)なこと:たくさん勉強しているので、日本語が上手になった。)

  

2.

① スミスさんは体が弱くて、病気になりがちです(病気がちです)

② キムさんは授業に遅刻(ちこく)しがちです。 

③ 恋人に電話すると、話が長くなりがちです(なってしまいがちです)

④ 100円ショップではあまり使わないものを買いがちです(買ってしまいがちです)

⑤ 土日は勉強しないで遊びがちです(遊んでしまいがちです)

2.Aおそれがある

  

1.

×(Aがいいこと:明日は雨になるおそれがある。) 

×(Aがいいこと:(かばんに入れておかないと)宿題を家に忘れるおそれがある。)

×(恐れはない:スピードを出して運転すると、事故を起こすおそれがある。)

  

2.

こわれる  遅刻(ちこく)する  部屋がなくなる  悪くなる  与える

3.どうしてもA


1.

×(b.の意味の解釈(かいしゃく)は考えにくい:日本にいる間にどうしても京都へ行きたい。)

×(b.の意味の解釈は考えにくい:この映画は何度見ても感動する。)

×(b.の意味ではなくa.の意味:明日の試合には出たくないが、どうしても出なければならない。)

  

2. 

例)

最後まで読んでしまう

受かりたい

終わらせたい

長く話してしまう

行きたい

ねむくなってしまう

4.たとえAも、B


1.

×(AとBの内容が反対ではない:たとえお金がたくさんあっても、安いマンションに住みたい・もしお金がたくさんあったら、高いマンションに住みたい)

×(AとBの内容が反対ではない:たとえストレスがたまっても感情的になってはいけない)

×(AとBの内容が反対ではない:たとえ難しくても、外国語を勉強するつもりだ)

2.

たとえインターネットは便利でも使い方には気をつけなければなりません。

たとえ部屋が広くても不便なところには住みたくないです。

たとえ長い時間をかけて説明してもらっても、この機械の使い方はわからないでしょう。

たとえ親に反対されても彼女と結婚するつもりです。

たとえ難しい文法でも勉強すれば使えるようになるはずです。

3.

もちろん ② どうしても ③ ぜひ ④ たしか ⑤ たとえ

5.Aものだ (問題はありません)

6.Aっけ

 

1.

あの人は山本たかしさんだっけ。

本はインターネットで買った方が安かったっけ。

東京へは飛行機で行くんだっけ。

このカバンの中も調べたっけ。

エミリさんはにんじんが嫌(きら)いだっけ。

2.

①作文の宿題はいつまでたっだ(っけ)。

②早く日本語が上手に話せるようになりたい(ものです)。

③このごろクラスメートのウヤンガさんは授業を休み(がちです)。

④ストレスがたまると病気になる(おそれがあります)。

3課 

ネチケット(文法)

この課のねらい

友達同士のメールを例にして、「話しことばを使って書く」という場合を理解させること。

この課のあと、4課は丁寧なことばで書く例で、5課のアカデミックな書きことばにつながる。

3~5課を通じて、「書く」場合にも、カジュアルな書きことば、丁寧な書きことば、アカデミックな書きことばがあり、場面に応じて使い分けることが必要だということを理解させる。

3課 

ネチケット(読解)

アンカー 2

どのようなときに何を利用しますか。どうしてですか。

  ・先生に大事なお願いをするとき

     直接会うか、電話が適切⇒失礼にならないように

  ・早く連絡したいとき

     電話、携帯メール⇒相手にすぐ伝わる

  ・多くの人に同じことを伝えたいとき

   メール⇒一度に多数に送れる

  ・遠くにいる人にいろいろな気持ちを伝えたいとき

     手紙、メール、電話⇒コストを考えればメール?

  ・相手に迷惑をかけたとき

     直接会うか、電話が適切⇒失礼にならないように

  ・相手を怒らせたとき

     直接会うか、電話が適切⇒失礼にならないように

どのような場面でどのようなコミュニケーションの手段を選べば、より適切かを考える。

上の選択以外の手段も考えてみる。こうしたことを考えるなかで、

⇒メールの特徴を引き出す

⇒メールでいいかどうか考える

 

  メールの特徴(例)

速く送れる、手軽に送れる、時間を気にしなくていい、多数に同時に送れる、記録が残る、コストが安い、ニュアンスを伝えるのが難しい、相手がすぐに読むとは限らない、メールをチェックする時間がもったいないなど。

 

2.メールで困ったことがありますか。

誤解、迷惑した、迷惑をかけたなど、学生の体験を自由に語らせる。

そのほかに、日本語の入力方法、文字化け、文体の選択、敬語の使用、絵文字/顔文字の意味と使用、迷惑メールなど。

 

3.次のようなとき、どうしますか。

⇒自由に意見を出させる

⇒チェーンメールなどのネット詐欺にかからないように注意喚起

⇒自身が被害者になる場合だけではなく、加害者になる可能性もあることを注意喚起

⇒関連のある事項

 著作権、詐欺、電子計算機損壊等業務妨害、薬事法、無限連鎖講防止法違反、

 出会いサイト規制法、迷惑メール対策、ワン切り対策、ストーカー規制法など

1課 

全体の要点を大きく把握する。

本文を読み、次の①~⑤が本文の内容と同じときは○、異なるときには×を書きなさい。

  ①(×) メールは遠くにいる人とコミュニケーションがしたいときには便利ですが、近くにいる人と
          コミュニケーションがしたいときには不便です。

  ②(×) メールは相手を誤解させてしまったり、嫌な気持ちにしてしまったりするので、あまり使わ
          ないほうがいいです。

  ③() 普段の会話もメールも丁ねいな言葉を使うことが大切です。

  ④(×) 顔文字や絵文字は親しみを表しやすくなるので、先生にメールをするときにもたくさん使った
          ほうがいいです。

  ⑤() ネチケットとはインターネットや携帯電話でメールをするときのエチケットのことです。

接続表現に注目して、本文をまとめさせる。適切な形にして空欄を埋める。簡潔に書く。

第1段落

  メールは遠くにいる人とコミュニケーションがしたいとき便利です。

  しかも友人と話すように書くことができます。

  しかし気をつけなければならないことがあります。

 

第2段落
メールは

  ① 離れた場所で行うコミュニケーションなので、相手の顔が見えません。

  ② 相手と一緒にいないので、情報の伝え方が一方的になりがちです

   したがって

  相手を誤解させてしまったり、嫌な気持ちにしてしまったりするおそれがあります。

第3段落

  しかし、気をつかいすぎる必要はありません。

  普段の会話のときのモラルとマナーを思い出せばいいのです。

  たとえ親しい友人同士でも、失礼な言葉を使わないことが大切なのです。

第4段落

  ところで、最近は携帯メールでよく顔文字や絵文字が使われています。

  それは

  ① 気持ちが相手に伝わりやすくなるからです。

  ② 親しみを表しやすくなるからです。

  しかし、使いすぎても

  ① じゃまに感じます。

  ② 本当の気持ちが伝わりにくくなります。

  ③ 子供のようなイメージを相手に与えてしまいがちです。

 

  したがって

  先生に使うと失礼なので、気をつけてください。 ⇒気をつけなければなりません。
 

第5段落

  このように

  「ネチケットとは

  インターネットや携帯電話などのメールで、気をつけなければいけないエチケットのことです。

  「ネチケット」のポイントは「相手を嫌な気持ちにしない」ということです。

長い文章を読むときには、文と文をつなげる表現に注目しましょう。

接続表現について、意味と用法の説明をする。

この課では紹介程度に留め、<練習>で確認できればよい。後の課で出てきたときに改めて説明する。

<練習>

前の文の後ろにつなげる文をA~Jの中から選びましょう。

  ① 私の専門は日本語です。ですから、(A

  ② 最近、夜あまり寝られない。なぜなら、(G

  ③ もうすぐ11 月になる。しかし、(D

  ④ 夏休みに旅行に行く学生がいる。一方で、(J

  ⑤ 温泉は健康のためにとてもいいです。また、(B

  ⑥ この店はとても安い。そのうえ、(I

  ⑦ 京都にはいい所がたくさんある。たとえば、(H

  ⑧ 漢字の勉強は繰り返すことが大切です。つまり(F

  ⑨ まず、自販機にお金を入れます。次に、(C

  ⑩ みなさん、こんにちは。今日はいいお天気ですね。さて、(E

<質問>
本文の中から文と文をつなげる表現をさがして、使い方を考えてください。

本文にある接続表現の意味と用法を確認する。

なるべく簡潔に答えること。

1.メールはどうして便利ですか。

 遠くにいる人と簡単にコミュニケーションができるので、便利です。

 

2.メールをするときに気をつけなければならないことは何ですか。

 相手を誤解させてしまったり、嫌な気持ちにしてしまったりしないように気をつけなければなりません。

 

3.どうしてメールをするときに気をつけなければなりませんか。

 メールは離れた場所で行うコミュニケーションなので、相手の顔が見えないからです。

また、情報の伝え方が一方的になりがちだからです。

 

4.会話のときのモラルとマナーにはどのようなものがありますか。

 きちんとあいさつをして、丁ねいな言葉を使って話します。友だちと会話するときも、あまり乱暴なことばは使いません。

 

5.どのようなときに顔文字や絵文字を使いますか。

 相手に気持ちを分かりやすく伝えたいときに使います。

 相手に親しみを分かりやすく表したいときに使います。

(喜怒哀楽、挨拶、依頼、感謝などを顔文字、絵文字で簡単に表せる)

 

6.顔文字や絵文字を使うときに気をつけなければならないことは何ですか。

使いすぎて、じゃまになったり、本当の気持ちが伝わりにくくなったりしないように気をつけなければなりません。

また、子供のようなイメージを相手に与えないように気をつけなければなりません。

 

7.「ネチケット」とはどのような意味ですか。

 メールをするときに気をつけなければいけないエチケットという意味です。

 

8.「ネチケット」のポイントは何ですか。

相手を嫌な気持ちにしないということです。

1.メールで使う言葉をおぼえましょう。

→意味が分かっていればいい。テストなどをして覚えさせる必要はない。

 

2.次のメールを読んで、メールの特徴について考えましょう。

このメールは、友達同士のメールなので、話し言葉で書かれていることに気づかせる。

⇒第2課の「話し言葉の特徴」を思い出させる(省略、縮約形など)

⇒絵文字、顔文字、記号(!、?など)が使われている。

 

① だれがだれに相談していますか。

  リーさんがクミさんに相談しています。

② どのような相談ですか。

  彼(ボーイフレンド)の誕生日にあげるプレゼントの相談。

③ だれがだれに何をあげますか。

  リーさんが彼(ボーイフレンド)に絵が飛び出る絵本をあげます。

④ リーさんとクミさんは()です。→ なぜわかるか理由も言わせる。

  ア.先生と学生イ.母と子ウ.友達エ.先輩と後輩

⑤ 顔文字を使っていますが、他に使えるところはありますか。あなたなら、どのような顔文字を使いますか。

→様々な顔文字を見せて、どのような感情を表しているかを学生に聞いてみる(国によって意味や形が違う)。

⑥ このメールは手紙や電話とどのようなところが違いますか。

「読む前に」1参照

→メールと手紙の違い、メールと電話の違いなど、他のコミュニケーションの手段と比較させて、メールの特徴を再確認する。

【訂正のお願い】
1.課の扉「この課で勉強すること」
(誤)読み
(正)読む

2.52 頁2行目
(誤)気をつけてください。
(正)気をつけなければなりません。

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