第4課 先生へのメール
1.Aほど
① ほど ② ほど ③ ごろ ④ ごろ ⑤ ほど
2.AうえでB
① 用意した ② 許可をもらった ③ 調べた ④ 確かめた ⑤ 連絡
3.Aたび(に)B
① 授業中に英語を使うたびに先生に注意されます。
② 誕生日のたびに友達からプレゼントをもらいます。
③ メールを送るたびに先生はすぐ返信してくれました。
④ 授業を休むたびに友達は宿題を持ってきてくれます。
⑤ 田中さんはお金を使いすぎるたびに友達に借金しました。
4.それほどAない
① ×(形容詞がない形ではない:新しいアパートはそれほど便利ではない。)
② 〇
③ ×(形容詞がない形ではない:あのレストランは高いのにそれほどおいしくない。)
④ 〇
⑤ 〇
4課
先生へのメール(文法)
この課のねらい
1.敬語
初級で学習した敬語の復習。
尊敬語、謙譲語の使い方。
単に敬語を使えば「丁寧」なのではないこと。相手の立場や状況への配慮も含めて、「丁寧さ」といえることに気づかせる。
2.丁寧なことばで書くメール
3課に続いて、メールが素材となっているが、相手が違うと使うことばも違うことを意識させる。
ここまでが「相手」を意識した書きことばで、5課は「相手」を想定しない書きことばとなる。
[本文を聞いてみましょう]
1.リーさんはどうして先生にメールを書きましたか。
奨学金に応募するために、推薦状を書いてほしかったからです。
2.リーさんは先生に何回メールを書きましたか。
2回です。
3.先生はリーさんに何回メールを書きましたか。
2回です。
1課
4課
先生へのメール(読解)
メールと敬語についての知識を確認する。
くわしい内容はここでは説明せず、本文を読んだ後で、もう一度確認する。
1.先生に日本語でメールを書いたことがありますか。
2.先生に日本語でメールを書くとき、どのような書き方をしますか。
3.「敬語」というのは何ですか。
4.「敬語」はどんなときに使うことばですか。
5.「敬語」の使い方で困ったことがありますか。
全体の要点を大きく把握する。
本文を読み、次の①~⑤が本文の内容と同じときは○、異なるときには×を書きなさい。
①( × )リーさんは大学に行くたびに奨学金に応募しています。
②( ○ )奨学金に応募するためには推薦状が必要です。
③( ○ )リーさんは日本語の先生に奨学金を頼みました。
④( × )リーさんは、最初のメールでは敬語を使いませんでした。
⑤( × )先生はリーさんの家族に敬語を使わなくてもいいです。
リーさんの最初のメール
まちがったところ → 直し方
① 先生に日本語を教えてさしあげた 教えていただいた
② お書きしていただけないでしょうか 書いていただけないでしょうか
③ 私がお書きします 書きます
④ ありがとうございました どうぞよろしくお願いいたします
リーさん2回目のメール
まちがったところ → 直し方
① 書類をお書きしました 書類を書きました
②チェックしていただいてもいいですか チェックしていただけないでしょうか
リーさんが質問したいこと
先生がリーさんの家族に敬語を使うのはどうしてですか。
1.リーさんはどうして先生にメールを書きましたか。
奨学金に応募するための推薦状を書いてもらいたいからです。
2. リーさんの最初のメールでおかしいところはどこですか。
必ず確認するところ
先生に日本語を教えてさしあげた
推薦状をお書きしていただけないでしょうか。
私がほかの応募書類をお書きします。
→ 敬語の用法の間違い
ありがとうございました。
→まだ何もしてもらっていないのに「ありがとう」はおかしい。「よろしくお願いいたします」とすべき。
学生のメールによくみられる誤用なので、ここできちんと確認しておく。
できればここまで気づかせたい
締め切りは来週の金曜日ですから、推薦状は今週の金曜日までにお書きください。
→書いてもらうのに丁寧さに欠ける。締め切りが来週で、先生に先に推薦状を書けという態度はよくない。
3. リーさんの2 回目のメールでおかしいところはどこですか。
必ず確認するところ
私は今日、書類をお書きしました。
→ここで謙譲語を使うのはおかしい。謙譲語は相手に関連する(自分の)動作に使うものだという確認。
チェックしていただいてもいいですか。
→「~てもいいですか」という自分の行為の許可を求める表現を依頼として使うのはおかしい。
できればここまで気づかせたい
2時に先生の研究室に参ります。
→先生の都合を聞かず、一方的に時間を決めているのはおかしい。
4. 先生の2 回目のメールを読んで、リーさんは敬語の使い方がわからなくなりました。どうしてですか。
先生がリーさんの家族に敬語を使いましたから。
敬語の使用におけるリーさんと家族の関係、先生とリーさんの家族との関係が絶対的なものではないことに気づかせる。
1.下の表を完成してください。
2.( )のなかの動詞を変えて、会話を完成してください。
先生:リーさん、何を見ているんですか。
リー:はい、先週のパーティの写真です。
先生、よろしかったら、どうぞ(見る)ごらんください。
先生:たくさんとりましたね。(見せる)見せてください。
そうだ、これは私がとったクラスの写真です。(見る)見てください。
リー: (見る)拝見します。
あ、この写真はこの前見せて(もらう)いただいたと思います。
先生:ああ、そうでしたね。
3.次のとき、なんと言いますか。
① 電車の中で、年上の人に席を代わってあげるとき
→ どうぞ、ここにおすわりください。
② 約束に遅れて、先輩を待たせてしまったとき
→ お待たせしてしまって、ほんとうに申しわけありません。
③ 年上の兄弟を先生に紹介するとき
→ 兄です。
謙譲語は動詞だけではないことに気づかせる。