第2課 入管へ行かなきゃ
1. AというのはBのことだ/という意味だ
1.① のことです ② のことです ③ という意味です ④ のことです ⑤ という意味です
2.① ×(AとBの後の形:特技というのは/って自分の得意なことという意味だ)。
② 〇
③ 〇
④ ×(AとBが逆:新卒(しんそつ)というのは/って新しい卒業生(そつぎょうせい)のことだ。)
⑤ ×(Bの後の形:就職(しゅうしょく)というのは仕事に就(つ)くという意味だ。)
2.たしか
① たぶん ② たしか ③ たぶん ④ たしか ⑤ たしか
3.AはBによって
① ×(Bが形容詞:アパートの家賃(やちん)は新しさによって決まる。)
② 〇
③ ×(最後の文の動詞:バスの料金は場所によって違う/変わる/決まるなど)
④ ×(Aが動詞:料理の作り方は国によって違う。)
⑤ 〇
4.Aのに対してB
1.① 毎日漢字を勉強している学生が10人なのに対して、家で漢字を勉強しない学生が3人です。
② 田中さんは毎日運動するのに対して、山田さんは運動をしません。
③ 父は留学するのに賛成してくれたのに対して、母は反対しました。
④ 姉の部屋はきれいなのに対して、弟の部屋はきたないです。
⑤ 友達のアパートは広いのに対して、私のアパートはせまいです。
2.① ×(AとBが本質的に反対ではない:和食のレストランは高いがおいしい。)
② 〇
③ ×(AとBが反対ではない:ある学生は大学院に進学し、別の学生も進学した。)
④ ○
⑤ 〇
5.AについてB
1.① ついて ② ついての ③ ついて ④ ついて ⑤ ついての
2.① ×(Bの動詞の種類:きのうラジオを聞きました。)
② 〇
③ 〇
④ ×(Bの動詞の種類:コンピューターはよくわかりません。)
⑤ ×(Bの動詞の種類:言葉は国によって違う。)
6.AといったB
1.① 和食 ② 野菜 ③ 花 ④ 日本車 ⑤ 古い町
2.① ×(AとBが逆:昨日「カウンセリング」という本を読んだ。)
② ○
③ ×(「という」:このCDはユンディ・リというピアニストのCDだ。)
④ ×(「といった」
:大学を卒業するまでに日本語能力試験1級や運転免許(うんてんめんきょ)といった資格(しかく)を取りたい。
⑤○
2課
入管へ行かなきゃ(文法)
課のねらい
1.カジュアルな話しことばについての知識(略語、縮約形)を得る。
2.話しことばのなかにも、丁寧な話しことばとカジュアルな話しことばがあることを知り、そ
れぞれに使われる表現や語彙の違いがあることを知る。
[聞いた後で]
1.後輩は夏休みに何をしますか。
国へ帰ります。
2.後輩は夏休みの前に何をしなければなりませんか。
再入国許可をもらわなければなりません。
3.後輩はどこへ、何を持って行きますか。
入管へ、パスポート、外国人登録証明書、手数料を持っていきます。
[読む前に]
1. 日本人の友だちがたくさんいますか。
2. 日本人の友だちが話すことばと、教科書で勉強することばは同じですか。どんなところが違い
ますか。
3.友だちが話すことばと、先生が話すことばは同じですか。どんなところが違いますか。
友達と話すときのカジュアルな話しことばと、先生と話すときの丁寧なことばの違いを気づかせる。
「敬語」「です、ます」だけではなく、助詞の省略や、縮約形などにも気づかせたい。
→ ここで気づかなくても、本文を読んだ後でもう一度確認すればいい。
4.「原動機付自転車」とはなんですか。
学生は「げんつき」ということばは知っていると思う。学生が「げんつき」にたどりつくよう、「げん」と「つき」の部分を強調して読むなど工夫する。
全体の要点を大きく把握する。
本文を読み、次の①②が本文の内容と同じときは○、異なるときには×を書きなさい。
①( ○ )日本語では、先輩が後輩に話すときと、後輩が先輩に話すときで、ことばが違います。
②( × )日本語の書くときのことばと話すときのことばはあまり違いません。
話しことばの特徴
一つ目の特徴 先輩のジョーさんは「です・ます」を使わないのに対して、トムさんは「です・ます」を使って話します。
二つ目の特徴 長いことばを短くした言い方が使われています。
なぜ?
一つ目の特徴の理由
話すときには話を聞く相手がいますから、相手に合わせた話し方をしなければなりません。
二つ目の特徴の理由
① 速く言うことができるし、楽です
② 気持ちをこめることができます。
日本語は
話すときと書くとき=場面の違いでことばの使い方も変わります
[読んだ後で]
1.トムさんとジョーさんの会話の中に、どんな話しことばの特徴がありますか。
一つ目は、先輩は「です・ます」を使いませんが、後輩は使います。
二つ目は、短くした言い方があります。
2.一つ目の特徴の理由は何ですか。
話すときは、相手がいるので、相手に合わせた話し方をしなければなりません。
3.二つ目の特徴の理由は何ですか。
短く言うと早く言えるし、楽です。それに、気持ちをこめることができますから。
4.日本語にはどんな特徴がありますか。
場面に合わせてことばを使い分けなければなりません。
会話のなかでジョーさんが、「入管へ行かなきゃ」は「入国管理局へ行かなければならない」という意味だと言っています。
1.「入管」は「入国管理局」を短くしたことばで、「略語」といいます。「入管」のほかにどのような略語を知っていますか。
学食・自販機・就活など→ 「略語」を正しく理解しているかどうかのチェック
2.「行かなきゃ」は、「行かなければならない」という意味です。これと同じように、長い表現を短く言っている部分を会話の中
から探してください。
言ってられない、持ってけば
3.身の回りの略語を探してみましょう。どんな意味だと思いますか。
健診 健康診断 パソコン パーソナルコンピュータ
駐禁 駐車禁止 シャーペン シャープペンシル
免停 免許停止 合コン 合同コンパ
国連 国際連合 卒論 卒業論文
4.下のことばは友だちと話すときのことばです。先生や先輩と話すときはどう言いますか。
①[友達と]
トム:今日、遅かったね。どうしたの。
リー:バスが行っちゃって。30 分も待ってたんだ。
[先生と]
先生:今日は遅かったですね。どうしましたか。
リー: バスが行ってしまいましたから、30 分も待っていたんです。
②[友達と]
リー:もう帰るの。
トム:うん。あした、プレゼンだから、準備しとかなきゃ。
リー:図書館じゃなくて、家でやるんだ。
トム:うん。パワポの準備はもう終わったからさ、スーツにアイロンかけとこうと思うんだ。
[先輩と]
ジョー:もう帰るの。
トム: はい。明日プレゼンテーションなので、用意しておかなければなければなりません。
ジョー:図書館じゃなくて、家でやるんだ。
トム: はい。パワーポイントの準備はもう終わったので、スーツにアイロンをかけておこうと思うんです。
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入管へ行かなきゃ(読解)